やりたいんやったら、やってこい


同世代”100人”にinterview



★今日は記念すべき1人目★


黒住尚生


-肩書きを教えて下さい-

黒住尚生(くろずみひさお)
役者です。







テレビの中の人に憧れてたんですよ


-俳優を志すきっかけを教えてください-

きっかけはテレビドラマで『ウォーターボーイズ』と『GTO』とかで、漠然とみていて、テレビの中の人に憧れてたんですよ。その中で理系文系で分かれるように、「自分は何をするのか」と考えるようになっていて、その時に思ったのが”役者”だったんです。




舞台っていう世界もあるんだ


ある日、親が好きだった『劇団☆新感線』をみて「”舞台”っていう世界もあるんだ」って思ったんですよ。色々探しながら、「そっちの入り口を探してみよう」と思いました。




途中で嫌になって、家出したんです笑


親が「大学行ってほしい」と思っていたので東京の大学行ったら、自分の「やりたい事」と親の「してほしい事」が叶うと思ったんですよ。

でも、大阪で一浪しているときに
「なんで勉強しているんだろう」と思ったんですよ。「自分は東京に行くこと、演劇をすることっていうことを目的にしていた」ので
途中いやになって家出したんです笑


親に渡されていたオープンキャンパスに行く新幹線のチケットを使って、書き置きして東京に行きました。その時の自分の気持ちは漠然と家から出たかったんです。



やりたいんやったら、やってこい


いざ東京駅に着いたのですが、
改札からでれなかった(怖くて)
恐怖心がとてつもなかったです。
親からバンバン電話かかってきてて
追い詰められてたんですが
父親から、「やりたいんやったらやってこい」と言われたんですよ。

柿喰う客という舞台に感動した


そんな中、たまたま池袋でみた『柿喰う客』という舞台に感動した。アフタートークの時に質問コーナーがあってみんなお客様は感想とかだったのですが、その時に「どう芝居をはじめたらいいかわからない」と聞いたんです。


どこでもはじめられる


帰ろうと思ったら、『柿喰う客』玉置玲央さんに呼ばれた。その時に「どこでもはじめられる」と言われたんです。



浪人後、入学した大学の演劇部に入ったのですが、あんまりそこにいる人と話が合わなかったので、大学外の劇団のオーディションを受けて、色んな団体のお芝居に出ていました。


芝居って何なんだろう


そして、玉置玲央さんの通ってきたところを参考にいろんな劇団があったので、ゼロから触れていって、その中でオーディションを受けて『時間堂』という劇団の全国ツアーをまわりました。一つの作品で全国をまわりながらお芝居をする事が初めてだったんです。その作品を通して「人との出会い」や「役者としての経験」が出来たので、やってよかったなと思いました。「芝居ってなんなんだろう」と思うきっかけにもなったんですよ。

どういう方向性でどういうやり方でやるべきか考えていた時に『新国立劇場演劇研究所』のオーディションを受けて、大学をやめました。そこで2年間して、舞台、演劇の勉強もしていました。外部から鐘下辰男さんがきた時に自分がしたいことを言語化してくれたので、体現出来る瞬間があったんです。その時腑に落ちました。


きっかけはまだくる


-鐘下さんはどんな事を言っていたんですか?-

『芝居でも映画でもお客さんは、その作品の役を観に来ていない、その人を見に来ている」と言ってるのが初めての言葉で衝撃を受けました。

自分は”人との出会い”が好きなんだなと思った。きっかけはまだくると思うんですよ。
「始めるきっかけは小中高校の時、映像だった、でも映像をした事はなかった」

演劇学校では、自分がやりたいことに向き合った結果、自分がやりたい事は「演劇学校の外にある」と感じ、「映像の世界に飛び込みたい」と思い、演劇学校を辞めました。そして「自分でやりたいことをやり、出会いたい人と出会う」事にしました。その結果去年は映画にも出たんです。そうやって「自分の心に従って世界を広げている」途中です。

3月には知り合いの写真家の舞台にも出たんです。(『ラブレター』 野中うみ×葉山なつみ)


やりたい事をやる


-今の自分の原動力を教えてください-

「逃げてるのか、逃げてないのかをずっと考えていて、自分のやりたい事をする」自分
学校を辞めたのも、学びたいことを学べたと思ったから。”やりたい事をやる”が自分。

「おもろいもの」を常に探してることが今の自分にとって原動力だと思うんです。「学校でしてる事は正解なんだと思うけど、井の中の蛙になりたくないから、井の中の蛙なんじゃないかと思って、外にでてみた」

-例えば、どんなことですか?-

「これまでみてなかった映画、監督の作品を見ました」

震災が起こる前に行定勲さんが作った熊本の作品(うつくしいひと.2016)をみたんです。
「凄いと思ったんです。映画の残る力って」
「震災前の景色はもう見れないが、それが映像では残っている」
そういう中で「残っていく作品は素敵」だと思ったんです。

そんな中、本当に役者やってていいのかとかも思いました。 悩んだこともあったんですけど、食らいついて”おもしろいもの”を考え続けた1年でした。


今はアウトプットしたい。


今までは何してるのかというと、映画見たりだとか、「インプット」です。でも、「今はアウトプットしたい」役者の仕事が毎日出来るようになりたい。30歳までに役者として仕事にしたいです。


★【#Hisao】からの【#Vaton】★

※今後のインタビューで

【#Hisao】が聞いてみたいことを

私達が聞いてみました。


【写真家 Atsushi】から

【Hisao】への【#vaton】

『Instagramのストーリーってどういう時にあげますか』

「みんなにみてほしい時か、記録のためか
楽しいときに投稿することが多いかな」

『次にインタビューする人に聞いてみたいことはありますか?』

Hisao)「800万円あれば何をしてみたいか」

『今後インタビューする人に聞いてみたいことはありますか?』

Hisao)「日本は生きやすいですか、
生きづらいですか」

Hisao)日本について何を感じて生きてるのかが気になりますね!


最後に今の自分を”一言”で表すなら

どぶネズミ 

THE BLUE HEARTSの曲なのですが、歌詞に影響受けて励まされてるのと、どぶネズミの様に泥臭く生きてるのが人間臭くていいなぁって思ったからです。

🌟出演情報🌟

映画「左様なら」今年の公開待機作 

短編映画「二階の息子」ノミネートされたカナザワ映画祭、優秀作品に選ばれた福岡インディペンデント映画祭にて上映決定。
⭐️過去の出演作品 ⭐️
映画「きみはなにも悪くないよ」

名古屋シネマスコーレ上映決定

<上映期間>2018年7月29日(日)

31日(火)・8月2日(木)

<上映時間>16:00 - 17:25


岡山県新見市P R動画「牛神家の一族」

⭐️その他情報⭐️

「期待のU30演劇人まとめ」


ありがとうございました。

photo:Morikawa Yuta 
stylist :iot 
edit:Sato Chihiro 

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インタビューを受けて頂ける方がいましたら是非Contactからの連絡お待ちしています!!

vatonmagazine

vatonとは。。。 baton×value(価値を繋ぐ) 今の日本の決まりきった考えを壊す。 当たり前と考える壁を僕たちがこじ開け バトンを渡すことで、受け取った人が どの様にそのバトンを繋いでくれるのか。

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